おならというのは、胃腸に十分に消化吸収されなくて残った食物の残り滓が、分解酵素、または腐敗してガスになったものです。これはおならが食べすぎが原因であることを示しています。また、水やお茶などを食事の前やあとに飲みすぎたりすると、胃液や腸液などの消化液が薄まって、十分に消化できなくなくなります。これがおならの原因です。また、動物性食品のとりすぎも注意です。腸内にアミン、アンモニア、スカトール、インドールといったものが、おならの原因の有害物質を作ってしまいます。また、便秘によって長時間、腸内に便がたまることもおならがたまる原因になります。おならの対策としては、和食中心の食事にすること、よく噛むこと、腹八分目に食べることがあります。また、腹巻きをしたり、軽い腹筋運動をするのもお腹の調子をよくするには良いと言われています。野菜だけではなく、食べ物というのは、薬と同じものという意味で「菜食同源」という言葉があります。犬や猫を飼っている人は知っていると思いますが、彼らは道端の草を食べて体調を整えようとします。人間も、現代のような化学薬品が作られるずっとまえから、身の回りの野菜や草、果物を食べて病気や体の不調を改善してきました。これは洋の東西を問わず行われてきたことです。野菜にある薬効を、人間が長い年月をかけ健康づくりに役立ててきました。西洋の科学は、これら野菜や肉、魚から薬効成分のみを取り出すことに成功しました。これをやがて科学的に合成して薬を作り出すことになりました。ただ、この薬効成分だけでは副作用の心配があるのです。その点、野菜そのものの薬効には有害作用はありません。今では通販などを使い野菜販売を行っている所もあります。野菜をどんどん取り入れましょう。