サイモンズ・タウン

その昔、オランダの総督が冬の強風を避けるため、風が穏やかであったこの土地に港を造りたいと提案して作られた町が「サイモンズ・タウン」です。このようなエピソードから、彼の名前がつけられたと言われていますが、歴史は意外と複雑に積み重なっており、1814年には、オランダではなくイギリスがケープ半島を治めていたため、イギリスの海軍基地を建設したとされています。さらにその後1957年には、南アフリカ海軍が接収し、今に至っているようです。

メインストリートは「セント・ジョージ通り」と呼ばれ、歴史を感じられるような古い建物が並んでいる姿が印象的と言えるでしょう。中にはアフリカの重要文化財として指定されているものもあり、このようなことから「ヒストリック・マイル」と言った呼び名でも知られているようです。アフリカでロケをするならば見逃せないスポットかもしれません。

そのほか、町の歴史を学べる「サイモンズ・タウン博物館」や、南アフリカの海軍の歴史に特化した「南アフリカ海軍博物館」、サイモンズ・タウン内のムスリムの歴史を展示する「ヘリテージ博物館」など計4つも博物館がある文化的な町であるとも言えるでしょう。このサイモンズ・タウンから徒歩20分ほどのところにある小さなビーチは「ボルダーズ・ビーチ」と呼ばれており、ここではたくさんのケープ・ペンギンが生息している姿を観察できることで有名です。

ペンギンの鳴き声がロバに似ていることから「ジャッカス・ペンギン」とも呼ばれていると言われています。人に慣れており、あまり怖がったりしないため、比較的近くで観察できるのが人気の秘密ですが、子供のペンギンに近づいてしまうと、親ペンギンに怒られてしまうので注意しておきましょう。卵を温めている珍しい姿を見れるのも注目されるポイントでしょう。